各種税金や国民健康保険などを、nanacoカードで支払ってポイントを貯める方法を実践している方も多いと思います。
私も毎月セブンイレブンでnanacoカードを使って支払いをしています。ただいつもは合計で10数万円でしたが、今回は1ヶ月合計で20万円以上(実際はほぼ30万円近く)支払う必要があったんですね。
これは1枚のnanacoカードではできないので、2枚使う必要がありましたが、何とか問題なく出来ました。
そこで今回は、具体的にどんな手順で支払いを行ったのかについてお伝えしたいと思います。
ぜひ参考にしてみて下さい。
20万円以上になると1枚のnanacoカードで支払いができないのは何故?
まず、nanacoカードの制限事項を確認しておきましょう。
nanacoで税金や公共料金を支払う時に注意すべきこと3つ!
こちらの記事でも書いていますが、nanacoカードには次の制限があります。
■1枚のnanacoカードにクレジットカードでチャージする際の制限
- 1回で5,000円以上1,000円単位で30,000円まで
- 1ヶ月の上限は20万円まで
- 1ヶ月の利用回数は15回まで
- 1日の利用回数は3回まで
■1枚のnanacoカードにプールできる金額
- 計50,000円まで
- センター預かり分も含めると100,000円まで
というわけです。
また、nanacoカードにクレジットチャージする時にポイントがたまるカードは限られています。私は還元率1.0%で楽天ポイントがたまる「楽天カード(JCB)」を使っています。
nanacoカードで税金支払する人はこのカードを使ってる方が多いんではないでしょうか。
そして、上記の制限から、nanacoカード1枚で合計20万円までの支払いは一応できるんですね。
もちろん一度に20万円はできませんよ。nanacoカードに10万円入れた時点で、一度最初の支払いをして、その後に追加でクレジットカードチャージすれば・・という話です。
ただし、合計金額が20万円を超える場合になると、「1ヶ月の上限は20万円まで」という制限があるので1枚のnanacoカードでは出来ません。利用回数はまだ大丈夫であっても20万円までという制限がある以上これ以上は無理ということですね。
nanacoカード2枚ならできる
では20万円を超える金額を支払う場合はどうしたら良いかというと、nanacoカード2枚使えばOKです。
ただここで問題なのは、2枚のnanacoカードに対して同時に1枚のクレジットカードを紐付けできないということです。
nanacoカード支払いでポイントをためたいわけですから、同じクレカを使いたいところですね。
これは次の手順で行えば解決できます。
※予めnanacoカード2枚持っていて、1枚めのnanacoカードに既にクレジットカードが紐付けられていることとします。
- 1枚目のnanacoカードで20万円までの支払いをする
- 1枚目のnanacoカードのクレジットカードチャージの設定を解除する(解約)
- 2枚目のnanacoカードに、同じクレジットカードで紐付けをする(事前登録)
- 翌日(24時間後)に2枚目のnanacoカードでクレジットカードチャージをする
- 2枚目のnanacoカードで支払い
以上のように、nanacoカードのネットサイトにて、1枚目のnanacoカードのクレジットカードチャージの設定を解約して、2枚目のnanacoカードにクレジットカードチャージの事前登録をすればOKです。
ただ、2枚めのnanacoカードが使えるようになるのは事前登録してから24時間後です。(手続きに問題なければきっちり24時間後から使えます)
クレジットカードチャージの解約方法は、nanacoカードのネットサイトのクレジットカードチャージのメニューを開き、一番下の方に小さく書いてある「解約をご希望の方」をクリックしていけばできます。
尚、1枚目のnanacoカードのクレジットカードチャージを解約しても、カード残高は残りますので安心して下さい。クレジットカードの紐付けが解除されるだけですので。また紐付け解除後も現金では引き続きチャージすることができます。
nanacoカード2枚で合計20万円以上の支払いをした具体的な手順
では具体的な手順と流れについてご説明したいと思います。
今回の支払いについて
今回の支払いは次の4件で合計288,000円でした。
(2)14,000円 市県民税2
(3)99,000円 個人事業税
(4)89,000円 国民健康保険料
本当に税金も国保も高いですね・・・
それはさておき、支払いに使ったnanacoカードは2枚。1枚めのnanacoカードに既にクレジットカードが紐付けられています。カード内の残高は0円です。
クレジットカードで使ったカードは、「楽天カード(JCB)」です。
支払いした具体的な明細はコレ!
何日目 | やったこと | その後のカード内残高 |
---|---|---|
1日目 | nanaco1に30,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 0円 センター預かり → 50,000円 |
nanaco1に20,000円クレジットチャージ | ||
セブンイレブンで残高確認 | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 0円 |
|
nanaco1に30,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 30,000円 |
|
2日目 | nanaco1に20,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 50,000円 |
nanaco1で支払い(1)86,000円 | カード内残高 → 14,000円 センター預かり → 0円 |
|
nanaco1で支払い(2)14,000円 | カード内残高 → 0円 センター預かり → 0円 |
|
3日目 | nanaco1に30,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 0円 センター預かり → 50,000円 |
nanaco1に20,000円クレジットチャージ | ||
セブンイレブンで残高確認 | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 0円 |
|
nanaco1に30,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 30,000円 |
|
4日目 | nanaco1に19,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 49,000円 |
nanaco1で支払い(3)99,000円 | カード内残高 → 0円 センター預かり → 0円 |
|
nanaco1のクレジットチャージ解約 | - | |
nanaco2にクレジットチャージ事前登録(同じカードで) | - | |
5日目 | nanaco2に30,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 0円 センター預かり → 50,000円 |
nanaco2に20,000円クレジットチャージ | ||
セブンイレブンで残高確認 | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 0円 |
|
nanaco2に30,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 30,000円 |
|
6日目 | nanaco2に9,000円クレジットチャージ | カード内残高 → 50,000円 センター預かり → 39,000円 |
nanaco2で支払い(4)89,000円 | カード内残高 → 0円 センター預かり → 0円 |
以上の手順にて、nanacoカード2枚、紐付けするクレジットカードは1枚のみで、合計で20万円以上(30万円近く)の支払いができました。
クレジットカードの紐付けは2枚目のnanacoカードに移っていますが、特にこだわりが無ければそのままで良いでしょう。来月使う時は2枚目のカードでクレジットカードチャージすれば良いですからね。
少しでもお得に
いかがでしたか?
当然このクレジットカードチャージした全金額はポイント還元されます。
ここでは6日かけて行いましたが、これは最短というわけではありません。1枚のnanacoカードには1日3回までチャージできるので、その回数MAXで行っていけば1日は短縮できると思います。
ただ5日も6日もここまで日にちを費やすのであればあまり変わりませんしね。
特に2日目にnanacoカードの1枚目で支払いが終わったあと、nanacoカードのネット会員メニューの残高情報はすぐに更新されません。同日の23時59分に反映されるので慎重を期して行ったわけですね。
また、今回の楽天カード(JCB)では問題なかったですが、他のクレジットカードによっては、そもそも1ヶ月チャージする金額自体に制限がある場合もあります。
その場合は差額は別のクレジットカードでチャージするか、現金を付け足すしかありません。
税金や保険が高いのは仕方無いですが、どうせ払うならポイントをためて少しでもお得にしたいですね。
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